物語りたい

まだまだ物語り足りない

現在進行中~!

このブログを始めて、昔のことばかり書いてきた。

 

これまで55年間、ダラダラと生きてきて、産まれてきてごめんなさい。。(m´・ω・`)mとしか言えないほどの、恥ずかしい人生を重ねてきたが、テレビは大好きだったので、記憶に残っているのだから、仕方がない。。

もうほとんど先の残されていない自分も、死ぬまではこれからもテレビを観続けることになるだろう。

だから、このあたりで最近の番組についても書いてみようと思う。

自分が今観ていて、最も面白いと思うのは、2011年10月から半年間放送されたNHKの朝の連続テレビ小説カーネーション」(再放送)だ。夏木マリも登場し、もう終わりに近づいているが、今までちゃんと観たことがなかった自分は、このドラマは今まで観た作品の中でも最高の部類に入るのではないか?と、毎回楽しみに観ている。椎名林檎のテーマ曲に始まり、挿入曲がまた良い。倉本聰のドラマ「前略、おふくろ様」も記憶に残る大好きなドラマだが、とくに「前略、おふくろ様part2」を、一話一話でヒシヒシと伝わってくる緊迫感に毎回心を震わせて観ていた、あの感覚を呼び戻させる音楽だ。

そして、尾野真千子の演技も良かった。実は尾野真千子の演技、いや、その存在を識ったのも、この「カーネーション」の再放送で観たのが初めてだ。いわゆる、「はまり役」だと思ったが、そうでもないらしい。先日放送終了したTBSの「この世界の片隅に」の径子役も、尾野真千子でなければならなかったと思えるからだ。

題材も良かったのだろう。ファッション・デザイナーの「コシノ3姉妹」と、その姉妹を育てた母親の話を、しかも「岸和田だんじり」を交え、大阪の岸和田を舞台にしたのも当たった要因だと思う。

その他に、気になったのが、脚本家、演出家、プロデューサーがみんな自分と同年代ということと、特に最近気になっているヒロインの起用方法で、青春期、壮年期、老年期を僅か20歳前後の女優ひとりに演じさせる、という最近の流れを、この作品では少女期、青春・壮年期、老年期をそれぞれ別の3人に演技させるという作品の完成度にこだわった作りにしているところだ。若い女優ひとりに老年期まで演じさ育てることも必要な場面もあるだろうが、きれいで若々しい手をして、シワひとつなくハリのある顔に白髪では演じている女優も可哀想に見えることがあるし、視聴者も違和感を拭えないだろう。「トト姉ちゃん」などのように気にならない作品もあったが、「べっぴんさん」のように観ていて困惑した作品もあったのだ。

おしん」の、小林綾子→田中裕子→乙羽信子と、各年代に分けて演じさせるという自然に近い起用法を、二宮星→尾野真千子夏木マリという起用にしたのも功を奏していると思うのだ。

 

他に、最近放送終了した、TBSの「この世界の片隅に」も良かった。この時代に新しい視点で太平洋戦争の愚かさと、平和を考えさせられた良質のドラマだった。映画が話題となって作られたドラマだし、映画と連続ドラマでは絶対的に時間が異なっていたので、放送時間が長く念入りに作られたドラマを観直して、良かったと思う。

 

その他、池井戸潤作「下町ロケット」は原作よりも、ドラマ化されたものの方が前作は良かったので、期待している。林真理子作「西郷どん」も原作はあまり面白くなかった。地元の英雄、西郷隆盛の話で、大河ドラマだから、お付き合いのようなカタチで見てしまっている。最終的にどんな評価を下すのだろうか?