物語りたい

まだまだ物語り足りない

「ひょっこりひょうたん島」

自分が生れたのは、1964年の東京オリンピックが開催される前年。東京タワーが建設され、新幹線が開通した高度経済成長期。日本中がイケイケの状態で、未来に希望しか見れなかったのじゃないかと疑うほどの時代だったのだと思う。

そんな中、一番古く記憶に残っているテレビ番組は、「ひょっこりひょうたん島」だ。

ネットで検索してみると、1964年4月6日から1969年4月4日まで放送されていたようだ。それでいて、番組の内容は全く覚えていない。

記憶に残っていて、懐かしく思い出すのは、「サンダーバード」だ。1966年に日本でも放送されたようだが、この時はサンダーバード2号のプラモデルを買ってもらい、それで遊んだ記憶がしっかりと残っている。

自分の幼い頃は、このように人形劇が普通に放送されていたし、小学校でも確か人形劇の公演があったと記憶している。

そして、先の「ひょっこりひょうたん島」は、人形劇「南総里見八犬伝」、「三国志」、「プリンプリン物語」などの放送に繋がっていった。

しかし、今や人形劇の放送は全くなく、自分には物足りない。

人形劇はなぜ作られなくなり、放送されなくなったのだろうか?

人形というものが幼稚に見え、軽視されてしまっているからだろうか?

でも。と思う。それならば、なぜマンガやアニメは今の時代でも人気を博し、日本の文化を代表するのだろうか?と。決して、表現方法が遊具としての人形だからといって、それが人形劇の衰退の原因だとは思えないのだ。

 それでは、なぜ?なぜ??と疑問は続く。

 

最近、新作の人形劇を観たのは、同じくNHKで数年前に放送された、三谷幸喜作「シャーロック ホームズ」が最後だ。

その時にこの放送を企画した関係者の方々に聞いてみたい。なぜ、人形劇は衰退してしまったのか?を。