物語りたい

まだまだ物語り足りない

名監督?名優?名脚本家?名スタッフ??

自分は、大のテレビ好き。

 

それが、15年ほど前から難病を患い、身体の自由を失い、仕事ができなくなって、以来、テレビを観る時間がさらに大幅に増えた。

本もたくさん読みたいが、姿勢を長く維持できず、不自由な指先でページをめくるのもたどたどしいので、自然にソファにもたれかかり、テレビを観るほうが楽なのだ。

それで、一日のうち、少しは別の時間を持とうと、このブログを書き始めた。

 

それにしてもテレビを観ると、映画を始め、ドラマ、ドキュメンタリー、バラエティー、、、と、興味のある番組が多い。自分はドキュメンタリーも大好きなのだが、ドラマは連続で放送されるものが多いので、自然にドラマを観る機会が多くなる。そして、今年BSアンテナも設置したので、観たい番組がさらに増えてしまい、BSの無料チャンネルを加え、毎日番組チェックに忙しい。

一応HDDレコーダーがあるので、どうしてもその時間に観られない番組があれば録画しておくのだが、シングルチューナーなので、同じ時間帯に複数の興味ある番組があっても観られない番組が出てくる。

以前は、それで2個3個のチューナーがついているレコーダーに買い替えようと思ったが、1チューナーでも全部観るのは難しいので、せっかく録画した番組もチェックし直し削除している。だから、観るべき番組を厳選して不要な番組は録画予約を入れないように努めている。

 

前置きが長くなってしまった。。

今、私がリアルタイムで観ているドラマは、NHKの「まんぷく」と、「カーネーション」(再放送)、「西郷どん」、「昭和元禄落語心中」。TBSの「下町ロケット」。フジテレビの「黄昏流星群」。BS12の「時間ですよ」(再放送)、「ゴーイング マイ ホーム」。BSテレ東の「忘却のサチコ」。

毎週これらと特別ドラマやテレビ放送の映画を観ているが、身を乗り出し、ご飯を食べるのを忘れるほど面白いものがとても多い。そして、時折考えてしまうのだ。その面白さの基にあるものは、何なんだろう?と。

それで思いつくのは、まず脚本家だ。もちろん、オリジナルの脚本でなく原作がある場合は、小説家や漫画家(劇作家)のこともあるが、まずストーリー、構成や、セリフ、状況設定などが面白くなければ作品は出来上がらないと思うから、脚本家をまず思い浮かべるのだ。実際に、私たち視聴者がそのドラマに接することができるのは、番組を視聴することと原作や脚本を読むことしかないのだから。

しかし、出演する俳優のチカラもあると思う。いわゆる適役、当たり役など、俳優のチカラが確かにそのドラマを活かしている場合もある。

今、観ているドラマで言えば「カーネーション」の小原糸子役の尾野真千子(先日放送

の終わった「この世界の片隅に」の黒村径子役も)は、はまり役だった。

そして、映画なら監督。テレビなら演出家。それにプロデューサーの力も大きいだろう。それ以外には、カメラマンの力も大きいと聞く。

以前、「あぶない刑事」の村川透監督のドキュメンタリー番組を観ていたら、戦友的存在というカメラマンの仙元誠三撮影監督がいて、彼に全幅の信頼を寄せる監督が映されていたし、黒澤明監督にも「黒澤組」という映画製作チームがあり、その中心メンバー斎藤孝雄というカメラマンがいた。

そう言えば、アカデミー賞の時期になると、特殊メーキャップや衣装デザイナー、音楽効果など様々な分野に渡り、その道のプロフェッショナルがいて、映像作品が作られていることに気づかされる。

 

時々そんなことを思い出し,テレビを観るとますます興味が沸いてくる。

そんな“チームの和”から出来あがるドラマを観るのが、自分は好きなのかもしれない。